『病は気から』と言いますが、気のつく漢字も、元気、本気、勇気から、陰気、狂気、邪気なんていやな気もあります。
漢方医学には「気(キ)血(ケツ)水(スイ)」という考え方があります。
「気(キ)血(ケツ)水(スイ)」とは、カラダの機能を維持している要素の事です。
この3要素が互いに支え合い、バランス良くカラダの中を循環している状態が健康であり、そのバランスが崩れると、様々な症状となって心身に影響を及ぼすといわれています。
「血(ケツ)」とは、体内を流れる血液の事です。血液はカラダを巡ることで、酸素や栄養を与える潤滑油としての働きがあります。
「水(スイ)」とは水分のことで、リンパ液や消化液、唾液など血液以外の体液がこれに該当します。
では「血(ケツ)」や「水(スイ)」を調節している「気(キ)」とは何でしょうか?
漢方医学では「気(キ)」とは体内を流れる目に見えない生命エネルギーの事を指します。
元‘気’であったり、やる‘気’であったりする意味で「気(キ)」が使われますが、「血(ケツ)」や「水(スイ)」のように、実感できる物ではありません。
解りやすく考えて見ますと、内臓の働きや血管、リンパ液の調節をする自律神経のを指すように思います。
・「三井温熱療法」の開発者、故三井とめ子先生は、その著書「注熱でガン難病が治る」の中で自律神経の「乱れ」が病気の原因で、その自律神経の乱れを正し、心身のストレスを解消することで体の不調が改善すると述べています。
・「もんでも、押しても良くならない、長引く痛み」や、「自覚症状はあるのに、検査をしても異常がない」などの症状は、ストレスや過剰な疲労で自律神経とホルモンのバランスが乱れた事が原因です。
・疲れやストレスが続くと緊張状態から、血行が悪くなり「冷え」が、おこります。「冷え」が慢性化すると、低体温になり、免疫力が低下してしまいます。
・「三井温熱療法」は高温刺激によって、皮膚の表面から、深部にある血流の滞っている「冷え」の部分を探しあて、熱を入れる事で弱った自立神経やホルモンのバランスを整えて行きます。
(三井温熱療法ではこの事を注熱と呼びます)
・注熱によって、カラダの緊張状態が取れ、血流が改善しリラックスしてきます。
・温かい血液が流れる事で血管にたまった老廃物が体外に出され、血液やリンパの流れが良くなります。
・血液やリンパの流れの良い体になる事で、現在のつらい症状が改善されるだけじゃなく大きな病気になりにくい状態になったり、今よりもっと元気に生き生きと暮らしていけるようになったりします。
(冷え、コリ、痛み)
《アチチ反応で不調改善》
●温熱治療器を体にあてて行きますと、悪いところは「アチチ」と声をあげるほど強い熱さを感じます。
●この「アチチ反応」の出るところが、血液の停滞しているところです。筋肉の老廃物や、リンパが、毛細血管に詰まって血行を阻害しているのです。
●温熱器を繰り返し当てていきますと、やがて「アチチ反応」がおさまります。アチチ反応がおさまると、緊張でこっていた筋肉がほぐれる、痛みがなくなるなどの反応が現れ、治療効果が得られたと判断できます。
ガンを殺すにゃ刃物(メス)はいらぬ きれいな血液流せばよい 。平成7年8月9日「日本ガンコンベンション」での、故三井とめ子先生の講演の言葉です。
『三井温熱療法』は21世紀に三井先生が残された貴重な財産です。全身をくまなく温めるのではなく、その人その人の冷えた場所をみつけ、そこに熱を注ぎ込みながら、全身のバランスを整えていき、病気にならないカラダをつくります。
不定愁訴や難病に苦しんでおられる方は、ぜひ熱の持つ不思議さを体験して下さい。
《三井式温熱療法、では始めます》
●はじめは、温熱の気持ちよさを感じてください
●熱が伝わりやすいように、整体着に着替えます
●うつ伏せに寝て、まず背骨に沿って温熱器をすべらして行きます
●ゆっくり、繰り返し温熱器で体の奥まで注熱していきます
●コリの強い部分や冷えて血流の悪い部分は、「アチチ」と反応がでます
●その刺激を利用して、ストレスや家事、仕事で疲れた体を回復します
温熱療法はこんな効果があります
1.血行促進
2.疲労回復
3.筋肉のコリが取れる
4.筋肉の疲れを取る
5.神経痛・筋肉痛の緩解
6.胃腸の働きの促進
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